啓
次の宛名は何にしよう
もらった手紙を再
とうに去っているところだった。あな
、いやに私
ルフの国の元王女……それさえ、国が滅亡してからは、なん
れが、どんな地獄のような場所だったとしても、あの小娘もそうだけ
まし
私に他人への関心が残っ
現世に自らを繋ぎ止める存在がないことの苦しみはわかる。私も、彼に出会うまではそうだったから
は彼のため
るなら、私は私のことをもっと知ってもらおう。私の発見
私は、彼という人間に対して特別な
意味を与えて
だけではない
があの小娘に優しくしているのに心が乱さ
思っていた。だが、これが恋慕というものなのだ
の炎が彼を焼いてしまいそう。それが怖いと思
えるのが面白かったというのもあるけれど、名前を知ってしまったら、
かしわずかなよそよそしさを保った
まうだろうと思った
まな工夫を凝
、私は、私の全てを教えたし、彼の
接会ったことがないばかりか、
リーダっ
、理由もわからぬ「なにか」を
今の関係でず
で、傷を舐め合い依