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チャプター 2 第一話「廃墟に入居」

文字数:2797    |    更新日時: 21/06/2021

若永団地六

して住んでいない団地にである。理由は、幼少期に悩まされた悪

理を言い、旧知の仲である古永の尽力

再生も得た知名度もあって可能となった事である。しかし、当然

当時の記憶を思い返しても、家具が全くない分印象が随分変わっていたが、柱などに幼

も忘れる事が出来ない。それは、血に塗れた包帯を全身に巻いた、身長二メート

かった。そいつは、包帯の隙間から真っ赤な血をドロっと垂らしており、包帯は辛うじて白かったと思える程血濡れている。どうやら皮膚がないのだろうか、目蓋に違和感があったのを

いた。リビングで遊んでいたであろう時に、誰かの親らしき大人の叫び声で、浩人を含めた全員がリビングの先の廊下を見る。

現れてから半年は経っただろうか。夢の中とは

いた。父、母、姉に隠れるようにと言われたからだ。テーブルに隠れると、何故か部屋の照明が常備灯になり、不気味な暗い暖色となった。同時に周囲の

センターの屋上駐車場にて。家族と買い物に行った帰りのようで、車に乗り込もうとした際に、二百メートル先に異様に

ープさに、浩人は肩透かしを食らった。今まで苦しめていたけど

来、夢を見る事

ヤツは再び現れた。大人になって

よくわからない不気味なものが複数現れていた

たと、古永に鍵を渡された際に伝えられた。だが、浩人にとっては流石にら動画ネタより悪

いくら今いる部屋が通電しているとは言え、カーテンでも閉めないと不安

コンロ。洗濯に関しては、廃団地より徒歩五分圏内にコインランドリーがある為、その心配はいらなかった。食料品も昼間の時点で購入

前の公開は御法度となっている。役所側にそう釘を刺されている。視聴者から物凄く名前や場所の詳細を求

はじめ、そのまま眠る事にした。布

見たら意外に広

サイトの音楽を連続再生させている。陽気なポップロックで、普段な

・久し

この部屋はおろか、このエリアには人一

の子?のようだった。

めまして

いて部屋には何もない。かつてこの中に、無理矢理詰め込んだような二段ベッ

色で、薄紫の和服を着ている。一見すると美少女だが、全身

は聞いている。俺はアン

そうに、少しに

さんは

うな、姉とは十年もの付

たのは知ってるよな?ま

、少しホッとし

いる理由、わ

いに、少女の顔か

る事を全て話そうと思って出て来たの。私はカ

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