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From Horizon ~水天と白いレイス~

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作者 小鳥遊梓
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チャプター 1 Prologue 「意思なき幽霊」

文字数:3996    |    更新日時: 01/08/2021

だけは助け

けられてなお、敵国

求されることはよくある話だ。そうす

親族を見逃してくれと言ったその言

を咀嚼

あ。王には息子が

それならこの

は抵抗の意思は見せず真

の翡翠色の目はどこか私を見据え

を刎

抗は

に転げ落ちて、その体

ると、その双眸はぴった

、私を見

者達の目からはそんなこと

王は死してなお私を

持ち

る王の首も、そして見つめられ

瞭な事

べきなのか、

よう。今は、この王の首を以て戦争

ら、私の感情な

させて、王の髪の

の瞬間に終

全員が、構えてい

声を、敵は

に何も思わ

が終わ

、それ

・アヴィアージュ。そ

りま

嚼しながら、なぜ管制室に呼

位置する一つの町がどちらの国に属するのか、町長の話にも耳を貸さずに始めた事。そもそもこちらの国の領土ではあったのだが

轄するに留めた。我が国の不行き届きが原因で始まった戦争だ、そのまま国を侵略して

ち兵士である私に細かい事情など知る由もないからだ。表面上というのも、果たして本当

の次第を説明しろと上官に言われて今に至る。敵国の王を討伐したのだ。それなのに、一体何の

秀な兵士だったが、このよう

である緑の制服を着て、きっと、本当にそうは思っていないのだろう。とりわけ

仰っている意味がよく

いだろう。もしかして、制圧はもっと徹底的に、ということだろうか。そういえば、王は死ぬ間際に妻と子は

一体何に対して物申したらよいのか。明確な主語がない上官

か。そうか、お

え、どうかご鞭

あることが、いまこの場に何か関係があるというのか。さきの戦争で私

かった。なのにお前は向

鹿にしたような

ことは非常に枷となる。罪ではないが

るようだ。あまり品が良いとは言えない、優越感の

敵の中には、ときに無力化で留めなければならない者もいるとは、まったく国の兵とはままならない。

いる彼の口振りを聞くに、その情報

になるので

…、そうだな、王都には

ことから、彼は優越感で支配したいがために焦らしているのだろ

振りから何らかの刑に処されるのだろうと思っていたため、肩透かしを

掛け合ってやらんでもないが? 幽霊な

はどこへ異動とな

の警備に就かされるのだろう。戦うことしか知らない私に

舐めたような顔だ。意味の分からない言葉を無視したことが、彼を苛つかせたのだ

何も考えず見つめていると、やがて彼は大きく息を吐いた。全身で溜息をつき、額に手を当てる。これはどういう意味での行動だろ

まら

はして

。本当につまらないのだろう。不服そうに私を睨みなが

ム村へ異動だ。

村、です

ろうが、名産はおろか景観すら知らなかった。そんな村が、ただの兵士である私をどう必要とするのだろう。盗賊か何かに襲われているというには国の動きとしては不可

戦うのです

う…

と見やりながら、さげす

としか頭

教わりませ

か、私にはよく分からないのでそれも無視することにしよう。彼の私へのリアクションは、考

賜ることになった。一応戦争

の称号

何かを守る役割を仰せつかった者。ある程度の地位が保証されている称号

その王を殺した私への対応。腫れ物として扱われるのに

なくてもよい、という

だまあ、お前はもうし

くなった私は、一体

。本当に気味の悪い奴だな。その白い髪然り、生

と相対する機会はなくなる。では、彼は覚えておく必要のない存在だと。そう思い至って、私を嘲笑う目の前の男が途端に

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目次

チャプター 1 Prologue 「意思なき幽霊」 チャプター 2 episode1 「そうやって、後ろから罵倒するだけなら」 チャプター 3 episode2 「ホントに来たんだっ、この村に!」 チャプター 4 episode3 「だが信用したわけじゃない。だから名前だって名乗らない」 チャプター 5 episode4 「それはきっとね、あの子が素敵な人だからだよ」 チャプター 6 episode5 「でも困るよ。ここはアタシの持ち場なんだ」
チャプター 7 episode6 「いいえ、あなたがいるのはずっと仄暗い下のほう」
チャプター 8 episode7 *silencieux
チャプター 9 episode8 「意外だな。騎士様も冗談が言えるのか」
チャプター 10 episode9 「まぁ、平気そうでなによりだわ」
チャプター 11 episode10 「鞘だけは打ちたくない」
チャプター 12 episode11 「次来るときは、剣は置いてこい。それと鎧もな」
チャプター 13 episode12 「どうでもいいだろ、そんなこと。オレの恋人だって」
チャプター 14 episode13 「あぁ兄弟。」
チャプター 15 episode14 「……騎士……」
チャプター 16 episode15 「あぁ、嫌になる。それくらい彼女が欲しい」
チャプター 17 episode16 「綺麗だ。そう思う感情は人も我らも変わらないだろう」
チャプター 18 episode17 「だから、ここから。」
チャプター 19 episode18 「ただ、そうですね。悪い感情を抱いた者がいるのも事実です」
チャプター 20 episode19 「ってことだ騎士殿。よろしく頼むぜ」
チャプター 21 episode21 「騎士殿。鎧が濡れているな」
チャプター 22 episode21 「騎士殿よ、村長としてはどうしても聞いときてぇことがある」
チャプター 23 episode22 「あまり触れられたくはないことでしたか」
チャプター 24 episode23 「ってことは、カルムに来たのは厄介払いかな」
チャプター 25 episode24 「さぁ、もう一つどうぞ」
チャプター 26 episode25 「よほどのことがなければ」
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