聞く町外れの日本
話だが、どうにも胡散臭い。 なのにここに足を運んだ理由
戸時代の大名屋敷のような門構えに灯りがついていれば、営業中だと友人は言った。
制なんだろ、だめ
から、だれもい
尽くす友人の視線の先を追って、俺も一緒に固まった。 庭園に面した部屋の灯りがつ
若い男の方は着物を着崩し、花魁のように衿がおおきく抜かれていた。前の合わせが開いて、太腿が見え隠れしている。 俺は、下腹部にうねるよ
と言う感覚じ
た友人があわてて俺の腕を掴んだが、俺の足は鉛
。 あれは確かに目が合ったと思う。 整った顔立ちに汗を滲ませて、彼は振り向いた。その
OKの印、そんな気障な物語があった。 仲介人に馬鹿高い金額を支払い、俺は花屋へ向かった。 ひとりで花を買うなど、母の日でもない限りまずないことだ。 それも、白い椿。何も知らないで近所の花屋に椿がほしいと
な入り口をくぐると、一転して花と植物だらけの空間が広がった。
ちんとしたら、いい男だろうに、と俺は思った。 白い椿を一輪、というと、その店主は目を丸くした。 ああ、そう、椿ね、と独り言のようにつぶやいて、彼はバックヤードに
グして、俺に手渡した。 代金を支払う俺の顔をま
…いく
え
椿の切り花欲しがるなんてめず
一応働い
それなら
え
いや
おつりを差し出した。 俺は花屋を出て、時間をつぶすことにした。
ャンセルは受け付けず、ドタキャンの場合その後二度と敷居は跨ぐことは出来ない。 かな
だった。支払う代金も、正直一晩の対価としては目玉が飛び出る金額