型の銃。引き金を引くだけで、
――それがリョウの
上に当たる所で血を吹き出し、肉体が弾け飛ぶ。
口から秒間百発の勢いで“銃弾”が発射され、敵兵達に
内臓に命中すれば即死、腕や足であって
きている敵兵の方向へ細かく更新する。敵兵に一発だけ当てれば良いので
が、銃弾は当たってもその肉体に弾かれ、擲弾は当
ウは自分へ向けられている殺
た全身。端的に言えば箱型の操縦席から太い手足が伸びた形状のそれは、人間が
した二十ミリ機関銃が、リョウへ
、連射速度は秒間十発。人間
ら可能な銃弾の筈だが、青年は体をスライドさせる
た。が、背後から何かが飛び出したのを感
が発射され、二足歩行戦車に命中――機械の巨人
キュー
どうやら僕達を食
へと、簡潔に礼を述べたリョウ。対するハンは目の
る。片方は片手にナイフを、もう片方は
は、どう
命だ。短時間
メートルの湾曲した片手剣を、背中の鞘から抜く
突――リョウの剣が長さ一・八メートルもある槍を
を置いてそれぞれで交戦し始める。リョ
を引く。機関銃や戦車や装甲車、二足
は敵対味方でおよそ三百人対二百人。それぞれ中隊程度の
フジタという一人の少女の存在
命中し、敵は次々と数を減
確には攻撃が届く前に、銃弾であれば突然
な壁が爆風を押し止めている光景が見えていた
ではっきりと念じる――身体から
る隠された力が湧き上がる
弾や砲弾へ衝突。銃弾の持つ速度がゼロになり、砲弾の信
はもはや人形も同然、味方
あ! 次へ
。一種の油断ではあるが、皆の士気は上が
無。短時間で済ませたので兵士達の疲労も少なく、
ん無事
大丈夫だ。毎回あ
けたが、無用だった。兵士達の感
落ち着き、悲しみを胸に秘めていた。酷
変え、目を少々涙で潤ませな
の人達も助け
それを彼女は熟知している。何より、戦場で
未来へ繋
ら、弱気を自分で打ち払ったアンジュリーナは
それだけで敵兵が
それだけで敵の戦
屈だった。この調子では、後方の味方兵達に手を出させる
対物ライフル弾
死だった。人が死ぬどころか、肉体が弾け飛ぶ様子
る。ポールが腰にある銃を一瞬で抜
一直線に飛び、戦車の砲塔から飛翔する砲
も満たない時間、それだけで戦車の正面
ィング、後方へ――踏ん張って
にあるエンジンルームに当たる部分に命中。
固定されたガトリング砲。それを持つ敵兵
、六本の銃身から秒間五十発という
引き取る、筈の銃弾の逆風をも
こえるだけ。敵の姿が目の前にある事に気付
の首へ一振り――赤い
やれ、と腕を組む。他の味方達の戦況を知る為
。こちらの損害を教えろ。相
こちらの勢力は最初七千人だったのが既に六千人
退く。同時に会
機の故障によるものだった。何故なら、彼が手
少し背が高く伸縮性のある黒いボディスーツを着
ステルス
体技
う、
先程は彼、トレバー=マホメット=イマームの
を前に、両拳は顎の高さ。ポールは右半
が近付く。ポー
たトレバー。右腕を伸ばし
左足が踏ん張り、軸に
った。回転の勢いを増加させる
キックが相殺、次なる
手で受けた茶髪の男は、
利用し、勢いを乗せた回し蹴り。ポー
レバーは身体を異常回転さ
違って手応えがある。
まだったが、口調から
情なのは同じだが、言葉ど
沈
出す。しかし、ポ
体躯が停止。左に九十度――“
腕が防ぐ。彼の表情は
何か隠して
マシンガン型の銃をこちらに向けて
引き裂き、両腕に装着さ
……この男の相
了
を向けた台詞を吐いた。銃口を向けている人物は、顔を
違
一メートルにもなる刃が首
て避け、下段蹴
回転して左足で敵の姿
まれた「アーマー」は
つ黒服の人物は、先程銃をぶっ放してきた人
を蹴り払う。応じて、横
寸前を通り過ぎる。そして
から消えていた。代わりに、銃
ン』が一人向かった。『能力値』は少なくとも
当てた通信ユニットを
った所か。早く
向から四本の