現代から、ひょんなことから1661年の第17代目当主伊達政宗となった俺は、黄金の国ジパングを狙う大海賊ベンジャミン・ホーニゴールドにクラス全員をさらわれ大奮闘。 来なくていい奴もクラスメイトのあの子もこっちの世界へと来てしまった。だけど、この世界。何か変だ……? 胸騒ぎがする? だけどもうやるしかない。 いざ、参る。 表紙画像はフリー素材ぱくたそ様よりお借りしました。 ありがとうございます!
「じゃ、帰るぞー」
「またなー」
「じゃ、また明日なー」
俺は学校生活に満足している。
友達に手を振って、家路についた。
昨日のイベントの続きを考えさえすれば、今日の予定はだいたい終わり。じゃあ、ゲームセンターに行ってみようかな。
少し古いゲームセンター。近所にあって、よく通っているんだ。
ゲームセンターの親父からこのゲームは難易度が高いからやっちゃダメだと言われている。けれども、どんなに凄い難易度でもやりたかった。
片隅にあるゲームに腰掛けて、くずしておいた100円玉を用意した。
「さあて、いっちょやってみようかな」
俺はこのジパングという名のゲームをした。
夜にはまだ時間がるんだ。
ゲームを楽しむ時間はいっぱいあるんだな。
雪の街。ホワイト・シティのノブレス・オブリージュ美術館の一枚の絵画から一人の男が産まれた。その男は昼間は大学生。夜は死神だった。何も知らない盲目的な人生から大切な恋人に出会うことになる。 [R15][注 暴力表現 グロ要素 有り]