この物語は、一日一善が趣味という一風も二風にも変わったごく普通の青年が、ある日突然隕石に衝突し、死亡する所からはじまる。 ―人類を救いたければ神様になってください― なんだそりゃ! 俺が何したっていうんだよ! 俺が望んだのは人間で、誰も神様になんてなりたいわけじゃない! だけど人生なんて理不尽の連続で、彼女はその理不尽の権化というなら 俺は彼女が望む"もの"を探して人類を救うしかない! そう、これは彼の話。ですが皆様も考えてみてください。 貴方が神様にされてしまったのならば、皆様は世界にとって正しい神様になれますでしょうか?
『世界中の人々が一日一善をすれば、きっと世界は素敵になる』
――俺がまだ世界も、物事も、何も分からない時に見た映画。その劇中の少年が言ったセリフは、今でも鮮明に覚えている。
その少年が最後どうなったか、どんな内容かも覚えていないのに、幼い俺の人生は、この日を境にして大きく変わった。
世界を変える。変えたい、と幼い俺は思ったのだろう。
まず手始めにと、すれ違うたび色んな人に挨拶をしまくったのは、今思い出してもかなり痛い記憶である。
でも、これで世界が変わると本気で信じていたし、今もそうだと信じたいのだ。
そして現在、俺のモットーである、一日一善は大学のサークル活動に場所を移し、日々穏やかに過ごしていた。
――そう、あの日までは。
ある夜、彼女は元彼にが麻酔をかけられ、ある謎の男に利用された。二人は淫乱で恍惚の一夜を過ごした。 復讐をするため、彼女はその男と結婚し、彼を利用した。 「私が生きている限り、彼の妻はこの私だ。あんたらは泥棒猫にすぎないわ」 彼が他の女性とのスキャンダルに巻き込まれたときでさえ、彼女の決心は揺らなかった。 結局、また彼に裏切られたと知ったとき、彼女は怒って立ち去った。ところが数年後、彼女がまた彼のもとに戻った。彼は驚いた。彼女から欲しいものを全て手に入れた彼が、何故まだ彼女を苦しめようとしているのか、彼女には理解できなかった。
僕の幼馴染みである春待青は、ちょっとおかしい。美少女だけど、他人の名前は覚えないし空気は読めないし、あとなんか手から氷を出したりする。笑いとシリアス、あやかしてんこ盛りのドタバタラブコメディー!