え母
夕食の準備をしてい
の収録っ
突然どう
きた惣菜を盛り付ける手を止め
影を頼まれた。予算はないけど
、そうね
のサウンドエンジニアだ。カメラマンだった父が病
状態で、最近仕事のない日は駅前のオリオン弁当で惣菜作りのバイトに
良い所に下がってるから、音響さんにお願いして
ンドの録音とおん
よ。ただ、拍手とか笑い声とか、観客の反応を拾いた
ったらカメラに専念したい。むしろ
ィングソフト……、あんたの持ってるDTMの機材でも十分行けるわよ。ああ、でも
で必要なん
て言うの? できればあんたの受け
それはさ
」と笑い、どこか遠くを見る
までこういう仕事に縁
の子はカ
えると、母はなんだ
機械いじりが大好きで、普通の子がサッカーボールやバットを欲しがるようにビデオカメラや録音機材をねだ
つのはせいぜいそれくらいで、明るくライトアップされた舞台に立つクラスの人
いえば
からも似たようなオーラ
、その後総勢六十名という部員全員の前に立たされた。とにかく
に移ってからは彼女の案内で各パートの練習場
自由に撮ってもらっ
そう言われ、ガシッと力強
運動部過ぎてついて
らうんざりとした口調でそう愚痴
でした。ウチは体育会系文
…確
輩や先生に何か言われるたびに、全員が声をそろえて大声で「はい
ろで君
ん名前で呼んでくれませんか?
抗議され、一瞬思
めん。え
呼ぶこと自体、免疫のない僕には大
楢崎……夕子
を絞り出す。たったそれだけな
して疑問形な
らな
、今度こそ僕はいたた
!
いた東校舎非常階段
員達が楽譜を睨みながらクラリネットを構え
くなっていた僕は、先輩の姿を
てくれたか。
らこそ声をか
れさん。これ
は
彼女は元気よく吹奏楽